カテゴリ:雑記・考察( 10 )


2012年 12月 12日

違う場所で展開しています。

このブログ、長いこと更新していませんが、このたび仕切り直しして、違う場所で展開しはじめました。

新サイトでは、これまで紹介したものを写真を中心に補強・補足しながら徐々に移設するほか、これまでに紹介していないツールカードや、新しく出てきたツールカードについて紹介していきます。
どうぞそちらをご覧ください。

新「ツールカードの世界」:http://kobo-q.jpn.org/toolcard/  工房Q
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by toolcard | 2012-12-12 20:09 | 雑記・考察
2006年 04月 15日

「必携システム手帳」


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マイナーなグッズであるツールカードに関する文献は、はっきりいって少ないです。そんな中、いくらかでもツールカードをまとめて紹介しているページがある書籍、それが「必携システム手帳」(リフィル通信編集部編、ビジネスアスキー刊)です。バブルの絶頂期1989年11月に発売され、現在は残念ながら絶版です。

この本のメインコンテンツはシステム手帳の活用法の紹介です。私はツールカードを集めるためではなく、システム手帳を自作するための参考資料として購入しました。
ただ、当時すでにシステム手帳の周辺製品としてカード型ツール・文具がある程度の地位を確立していたので、ツールカードを特集したページがあったのです。
この本によって、私のシステム手帳のカスタマイズ熱が高まり、ツールカードの購入に勢いがついたような気がします。

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当然のごとくリーグミニシリーズが載っています(ただし「靴磨き」は不掲載)。そのほか、裁縫セット、テンプレート、潮見表、ポケットレンズ等々。
電子カード(等サイトでは「デジタル系ツールカード」)のページもあって、電子辞書、電卓のほか、ストップウオッチ、ゴルフのスコアカード、電話番号帳、お天気カードなども紹介されています。

この本を見て存在を確認し購入したのが「カルボスコープ」であり、「カードノギス」(後日紹介予定)であり、「MINI-TRAカードミラー」(同)でした。

ほかに、この本の編纂をした「リフィル通信」という雑誌(廃刊)の特集号にも、ツールカード紹介はあります。その話は別稿で紹介します。
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by toolcard | 2006-04-15 13:43 | 雑記・考察
2006年 02月 15日

ツールカードの源流を考える(その3)

カード型サバイバルツールの始祖
 ミラーのような単機能製品ではなく、マルチな用途があるツールカードも磁気カード普及以前からありました。それがLIFE-TOOLサバイバルカードです。これが日本で売り出されたのはたぶん1970年代前半。米国ではもっと早くから商品化されていたことでしょう。
発売当時、そこそこ話題になったはずです。田舎の子供だった私が欲しくてたまらなかったという記憶がありますから(貧乏家庭のイイ子だった私は「買って」とは言えなかった・・・)。さいとうたかおの「サバイバル」というマンガが人気化し、どんな状況下でも生き抜くスキルがとてもカッコイイことになっていました。
さてこの製品、カード状ですが、当然磁気カード普及以前なのでクレジットカードサイズではありません。ポケットに入ればいいという発想のサイズ。しかし、あきらかに「カード」は意識した商品でした。このサバイバルグッズ系列の製品はその後脈々と受け継がれながら現在に至っております。なお、本品は現在でも販売しております。商品名からしてツールカードの源流の一つといえるでしょう。
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by toolcard | 2006-02-15 22:32 | 雑記・考察
2006年 02月 15日

ツールカードの源流を考える(その2)

ルーツの一つ「手鏡」
  磁気カードの普及どころか、磁気カードが生まれる以前から存在していたカード型のツール。それが小さな手鏡です。
手鏡にはいろいろな形状がありますが、カード状の長方形型は確かに昔から存在しておりました。筆者の小学生時代(1960年代後半-1970年代前半)、こうした手鏡を学校に持ち込んで太陽光を反射させてイタズラをしていた記憶があります。世の中にはそれ以前からあったはずです(ただ、このころは、世間で「カード」といえばせいぜいトランプカードのことだったでしょう)。
 この延長線上にある手鏡類は現在でも販売されています。ツールカード史観に立てばシーラカンス的な製品といえるかも知れません。
 磁気カード普及以後は、カードサイズ(約54mm×86mm)にあわせた大きさのミラーも登場してきました。素材もガラスではなくステンレスプレートだったりして、こうなるとツールカードのど真ん中の商品といってもよくなります。
(その3に続く)
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by toolcard | 2006-02-15 00:33 | 雑記・考察
2006年 02月 13日

ツールカードの源流を考える(その1)

日本においてツールカード文化が花開いたのはバブル経済期です。当時システム手帳が流行し、その周辺製品としてさまざまなツールカードが開発されました。筆者が購入を始めたのもこの時期でした。
しかし、それ以前からカード型のツールは存在しておりました。ここではツールカードの源流について考えてみたいと思います。

磁気カード普及以前と普及以後
まず、ツールカードの歴史観について。
磁気(識別)カードが一般に普及し、財布や手帳などにカードホルダーが付属されるというインフラが整う時期がツールカードにおける時代の転換期になります。それ以前と以後で明らかにカードの骨格が異なります。
この時期を境に、それ以降のツールカードのほとんどはカードホルダーに収納することを意識して作られるようになったからです。それ以前のツールカードは、大きさへのコダワリがかなりアバウトです。磁気カードのJIS規格もなく、単に「ポケットに入るカード状の道具」くらいでよかったのです。わずかに「名刺サイズ」という規格がセールスコピーになりえたという程度でした。
現代のツールカードをホモサピエンスとすると、磁気カード普及以前のツールカードはクロマニヨン人、ネアンデルタール人に相当するのかも知れません。しかし、確かにツールとしての機能を持つカード型の製品だったのです。
現在でも、磁気カード規格が意識されていないツールカードが世に現れることもあります。
(その2に続く)
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by toolcard | 2006-02-13 22:51 | 雑記・考察
2006年 02月 10日

ツールカードは携帯しやすいのか?

 ツール(道具)とは本来的な用途から考えると、決してカード型である必然性はありません。っていうかカード型なんぞにしたら使いにくいです。それなのになぜカード型のツールが存在するのでしょう? 
それは、「携帯しやすくしたい」という意図が働いたことは疑いようがありません。商品開発に当たって以下のような発想が背景にあると思います。
 「現代人にとって、キャッシュカード、クレジットカード、ポイントカードなどカードは切っても切れない関係にある。これらのカードは必ず持つものだから、いろいろなインフラが整っている。同じサイズにしておけば携帯に便利に違いない」 
これは素直な発想だと思います。しかし、見落としがあります。
 前半部分に口をはさむ余地はありません。実際、大半の人が何らかのカードを持っています。問題は後半部分です。同じサイズにすれば携帯しやすいだろう、という部分です。

 実は、同じサイズにはならないのです。そんなことを言っても見た目は一緒じゃないかって思うかも知れません。そうです。見た目はあまり変わりません。
 だけどよく考えてみると、ほとんどのツールには「厚み」が必要なのです。

 キャッシュカードなどのデータカード類は「面」の世界で事足ります。なぜなら、データさえ記憶(記録)できればよいのだから…(実際にはデータを格納する極小の厚みは必要ですが)。しかし、道具は基本的に「立体」でなければなりません。つかんだり、はさんだりして使うものだし、ものによっては湾曲しない強度がなくてはならないのです。ツールカードには基本的に道具として使える程度の「厚み」がどうしても必要です。
 実際、一部を除いてツールカードのほとんどは厚いです。 多いのは4~6mmといったところでしょうか。数字だけ見るとたいして厚くはありません。ところが、データカードの方の厚みは0.3~0.8mmくらいでしかありません。実に両者の差は5倍から15倍もあるのです。
 この厚さの違いというものが「携帯しやすさ」を判断するのに、非常に重要な要素になります。
 普通のカード類ってどこに入れていますか? 大抵は、財布、名刺入れ、定期入れ、手帳のどれかでしょう。だけど、それらについているカードホルダー(ポケット)を見てみると、ほとんど厚みなど考慮されてはいません。財布についているカードホルダーなどはほぼ平面といっていいでしょう。 
余裕をおおきくとってあるカードホルダーならばツールカードを入れることができるかもしれません。だけど、カードホルダーに無理にいれると入れ物全体の形が崩れるという恐れもあります。
したがって、キャッシュカード等、普通のデータカードの入れ場所として存在するほとんどのカードホルダーは、厚みのあるツールカードの入れ場所としては期待に沿えないものなのです。

ツールカードは、通常サイズの製品よりはかさばらないうえ、プレート型でサイズがほぼ統一されていることが省スペース効果をもたらし、通常の道具より携帯しやすいのは間違いありません。
問題なのは、大半のツールカードが「クレジットカードサイズ」を「売り文句」にしていることです。クレジットカード並みの携帯性を期待できるのは「真」ツールカードだけなのです。それ以外はクレジットカードサイズという言葉から連想する携帯性を期待すると裏切られる結果となるでしょう。
「正」ツールカードなら1枚だけならカードホルダーに収納できることもあります。しかし複数重ねて収納できるようなカードホルダーの付いた財布や手帳はまず存在しないといっていいのではないでしょうか。

結論
「ツールカードは普通のツールと比べれば携帯しやすい。しかし、クレジットカードほどではない」


※ツールカードをストレスなく携帯するために、私は定期入れ、手帳、財布などを自作しています。また市販品の「ある入れ物」が複数のツールカードを収納するのに便利です。それぞれ、別エントリで紹介する予定です。
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by toolcard | 2006-02-10 22:03 | 雑記・考察
2006年 02月 02日

変形と分離

ツールカードは使用時の形態で3つに分類できます。
(1) 変形しないもの
(2) 変形するもの
(3) 分離するもの
このサイトでは、それぞれを<無変形タイプ><変形タイプ><分離タイプ>とし、複合したものを<分離・変形タイプ>と表記します。データカードの場合、無変形しかありませんから、このような分類ができること自体がツールカードの特色といっていいでしょう。

無変形タイプ
 使うときも使わないときも形が変わらないモノ。電卓テンプレートミラーなどがこれに該当します。総じて作りが頑丈で安心感があるのがこのタイプの傾向です。
変形タイプ 
 使うときに変形するもの。フォールディングナイフやノギスなどがあります。パッと見よくわからない予想外な変形をするモノにめぐり合うとうれしくなります。このタイプだとレタースケールの変形っぷりがお気に入りです。
分離タイプ
 カードサイズの入れ物にさまざまなパーツが収納されていてそれを取り出して使うモノ。あるいはいろいろなパーツが組み合わさってカードサイズになっているモノ。こまごまとしたものをコンパクトに収納する日本人の技術の真骨頂を見るのがこのタイプの楽しみ方になります。リーグミニシリーズカーディシリーズはすべてこのタイプになります。
分離・変形タイプ
 上記、変形タイプと分離タイプが複合したモノ。このタイプはクセモノです。ギミックが面白さをかもしだしている一方、使いにくいか壊れやすいというシロモノです。代表はカードマニアシリーズでしょう。
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by toolcard | 2006-02-02 09:35 | 雑記・考察
2006年 02月 02日

カード型文具コレクター

 このようなblogを立ち上げたものの、カード型グッズのコレクターとして日本一(おそらく世界一)であろう方は他におり、その方を紹介しておきます。
それは「四次元ポケット研究所」の所長「どら」さんです。

 どらさんは、カード型「文具」からのアプローチをしており、私は「ツール(道具)」というアプローチをしておりますので立ち位置がやや異なりますが、収集を始めた時期がたぶん似たような時期で、保持しているものもかなりダブっています。そして、日本一と私が判断せねばならないわけですから、どらさんの方が多くの点数を保持しておるわけです。
 どらさんは私があまり収集に熱心でない分野(デジタル系)のものまで多くカバーしており、コレクションに対する熱心さは私の数段上です。カード型文具のみならず、セット文具も多数コレクションしておられ、相当な文具好きであります。熱いコレクター魂を感じます。

 私は文具好きな方ですが、どちらかというとガジェット(ちょっと面白い小道具)好きといった方がいい人間です。かつ貧乏性であるため、ツールカードの錯覚(役に立ちそうに見えて実際問題使いにくい)にまんまと陥り、使うことを前提に買い始めたのがいつの間にか数が増え、コレクション化していったという状況です。コレクター魂のポテンシャルに自信はありません。

 そうはいっても、私もどらさんが持っていないものをいくらか保持しておりますし、どらさんとは違った視点もありますので、このまま保持するカードツールを埋もれさせておくのももったいないと思い、こうしたblogを立ち上げたわけです。現段階で雑記などをあわせエントリ数にして少なくとも100以上は投稿できるネタはありますので、なんとかコレクション紹介サイトとしての体裁は作れるかと考えております。

 さて、どらさんの「四次元ポケット研究所」というネーミングをはじめてみたときは「やられた」と思いました。「便利な道具を持ち歩きたい」という究極の理想形が四次元ポケットですから。
このタイトルを見ただけで、根っこのところで同じ志向を持つ方だと理解しました。カード型文具やセット文具への興味の方向性はとても共感してしまっています。
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by toolcard | 2006-02-02 09:30 | 雑記・考察
2006年 01月 26日

ツールカードの醍醐味

 ツールカードの面白さとは、なんといっても「カードサイズ」というところにあります。
単に小さいということだけでもかわいらしいところに、財布や手帳のカードホルダーに入る便利さ。「こんなものを普段持っていると役に立つ場面があるかもしれない」という保険にも似た安心感(ただそれは大概は錯覚)。モロボシダンが持つカプセル怪獣のようでもあります。

 ツールカードは総じて普通の道具より小さいですが、ミニチュアとは違います。
ミニチュアにはナイフやノコギリなど、使えるように作ってあるものもありますが、あくまで使うこと「も」できるというだけで実際に使うことを想定して作られてはいないのです。実物をできるだけ小さく作ったらどうなるかというのがミニチュアの面白いところで、観賞が主たる目的です。
これに対し、ツールカードは「携帯して、いざというとき使う」ことが商品コンセプトになっていますので、ミニチュアとは違った工夫があります。しかもカードサイズに収めるという「無理」をしている。その「無理」やりな押し込め方が一味かもしだしているのです。
存在意義からしてカードサイズが絶対条件なので、大概は道具としての使いやすさを犠牲にしています。そのなかでも、普通に使いやすい作りになっているモノに感動したり、使いやすさを無視しすぎたモノにあきれたり、サイズ内に収めるための工夫に感心したりすること、それがツールカードの楽しみ方です。
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by toolcard | 2006-01-26 22:06 | 雑記・考察
2006年 01月 23日

ツールカードの定義とサイズの評価

 世にカード型のグッズは意外といろいろあります。そのなかで何をもってツールカードと定めるか難しいものがあります。
そもそもツールカードはクレジットカードサイズ、キャッシュカードサイズを意識して作られたものであるので、JIS規格を参考にして独断で決めました。
JIS規格では、磁気カードなどの識別カードの規格(X6301)として、タテ×ヨコ 54.0mm ×85.6mm 厚さ 0.76mmというのがあります。厚さについては0.25mmという規格もあります。実際のキャッシュカードなどはこの規格のサイズになっているわけです。そのほか、PCカードのような厚さ5mmという規格もあります。
 ツールカードの場合、このサイズにぴったり合う製品はそんなに多くはありません。
そこで、財布や手帳などのカードホルダーに入るか否かという点を重視して以下のように定めました。

タテヨコサイズについてはJIS規格のタテ54.0mm ×ヨコ85.6mm を中心値に、タテについては54.0mmプラス5mm以下・マイナス10mm以下とし、ヨコについては85.6mmプラス8mm以下、マイナス15mm以下を基本とします。
これをもとに、厚さで以下のような区分けをしました。
「真」ツールカード  1.5mm以下
「正」ツールカード   7mm以下
「準」ツールカード  10mm以下
「亜」ツールカード  15mm以下
参考品         16mm以上またはタテヨコサイズオーバー

上記のうち、「真」と「正」ならば、まず市販のカードホルダーに入れることができると思ってよいでしょう。
このサイズ内に収めるために結構無理をして開発しているところにツールカードの醍醐味があったりします。「真」「正」ツールカードをGETすると満足感が大きいです。

「準」以上については、携帯には便利といえるサイズですが、カードを持つというよりカードケースを持つイメージになります。

このblogでは、一つ一つのツールカードについて上記の区分けも示していきます。
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by toolcard | 2006-01-23 22:07 | 雑記・考察